sefirot

よもやま話

気づいたら"地雷探し"に躍起になってる

少ない経験サンプルで相手を”地雷”認定するみたいなのがインターネットを通じて共有されてるのを見かける。

 

・こういう女は金がかかる

・こういう男はヤリ捨てしてくる

・奢り奢られサイゼリヤ論争

・4℃のアクセサリー

 

忘れた頃にこの話題に触れていればひと盛り上がりし、なんだか話題の先駆者になれたような、そんな承認を満たされるのかなと予想している。

きっと、インターネットで共有されている”ダメ要素”に当てはまったら自分だけが損をしている気がして惨めな思いになるから、盛り上がる話題なんだろうなと思う。

 

彼氏・彼女を欲しいと思っている彼らは、本質的には”いい人間と付き合っている自分”に焦点が当たっているのであって、相手のことなんて見てないし愛していないのだから、究極的には目の前の存在なんてものは不要だと思っている。

 

”優良物件”という表現も好きではない。

人間自体が多面的な要素を持っているのに、その一面を理解したつもりになって、そこだけ切り取って”優良”だと主観的に評価をする。

これって春日武彦が言ってた「狂人はあまりにも容易く発見し、断定する」という言葉のままではないだろうか。

 

私自身が過程を重んじないタイプではあるけれど、こと人間に置いては”そうなるに至った経緯や経験”という背景も加味したり、想像を巡らせなければ本当の意味で”人と生きてく”ということはできないんじゃないかな。

 

まあでも恋愛って傷つくし、誰だって、ひとつだけ開けた箱が空っぽであることは避けたい。

 

けど、傷のない人間ほどつまらないものは無いよ